大沼湖畔の台風倒木撤去へ

update 2005/5/13 10:20

 【七飯】昨年9月の大型台風で被害を受けた大沼湖畔にある私有地の修復策を検討するため、渡島支庁や七飯、森両町など8つの関係機関が12日、七飯町内の南北海道大沼婦人会館で、初会合を開いた。地権者に承諾を得られた所から順次、ボランティアの協力などで、倒木を撤去する方針を決定。同支庁環境生活課が中心となり、情報の共有化や連携強化を進めることで合意した。

 自治体のほか、大沼観光協会や自然公園財団、七飯町森林組合から担当者が出席。18人で復旧案を話し合った。会合では、同支庁が、植樹など、国の補助制度を紹介したが、「景観を取り戻すには、倒木を取り除くことが先決」(同協会)との声が上がり、一同が賛同した。

 ただ、1000を超す地権者の大半は札幌や本州に居住。七飯町が14人に、倒木の処理を尋ねる文書を4月28日に送付したが、いまだ返答はない。「お金を掛けるぐらいなら、放っておくと考える地権者が多いはず」(同財団)との指摘もあり、地権者には、関係機関が、経費を取らずに作業を行うことを強調する。各機関が協力して人員を充てたり、ボランティアを募ったりして、撤去に当たることにした。

提供 - 函館新聞社



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