海の生態科学館、屋外活動を先行実施へ

update 2005/5/13 10:19

　函館市の工藤寿樹企画部長は１２日、社会教育施設として建設を計画している「海の生態科学館」について、ソフト事業のうち、前浜での屋外活動を早ければ２００６年度から先行実施する意向を明らかにした。

　市議会総務常任委員会（阿部善一委員長）で小野沢猛史氏（はこだて市民クラブ）の質問に答えた。

　同科学館の基本構想案では、魚類の展示をメーンとした館内活動のほか、同科学館を拠点に地元の自然を生かした体験学習など、海を舞台にした野外活動も重視している。

　これらを受け、工藤部長は「施設がオープンするまでには相当な時間が必要だが、屋外での取り組みはすぐにでも始められる」と指摘。今後、市教委と連携し、ＮＰＯ（民間非営利団体）などの協力を得ながら、一部について可能であれば、来年度から実施していく。

　また、屋外活動の成果について、今後の計画策定に生かしていく方針も示した。

提供 - 函館新聞社

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