スギ花粉飛散終了を宣言、観測総数は平年の2倍

update 2005/5/10 10:12

 渡島保健福祉事務所は9日、ことしのスギ花粉の飛散終了を宣言した。期間は29日間で、平年より1日短かったが、観測総数は640個と平年のほぼ倍。観測を始めた2000年以降、2番目に多かった。同事務所は「最大飛散日は5年間で最も遅く、後半に集中。皆さんも特に多い年だと感じたはず」と話している。

 渡島合同庁舎(函館市美原4)の屋上に捕集器を設置し、スライドガラスに付着した1平方センチ当たりの花粉数を計測。2日連続で1個以上見つかった時を開始日、花粉のなかった日が3日続いた時を終了日と定義しており、ことしは4月30日から確認されていなかった。

 花粉量は、前年の天候が影響し増減する。同事務所所は昨年の夏、日照時間が長く、降雨も少なかったため、観測数が急増したと分析。「来年はかなり少量になる」と予想している。

 過去5年間をみると、2000年が710個と突出していたが、01、02年は100台と低い値。03、04年が200―300台と平年並みで推移し、ことし、5年ぶりに爆発的な伸びを示した。

 シラカバの花粉は、4月27日から飛び始めているが、低気温や雨で散発的。今週末がピークとみられるが、昨年は過去最高を記録しているため、ことしは低調となる見通しだ。

提供 - 函館新聞社



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