7月に「ベアテの贈りもの」上映

update 2005/5/9 10:20

 日本国憲法の草案作りにかかわった米国人女性、ベアテ・シロタ・ゴードンさんを通し、戦後日本の女性史を振り返るドキュメンタリー映画「ベアテの贈りもの」が7月3日、函館市民会館大ホールで上映される。函館上映実行委員会(岡田弘子代表)では、学習会開催などを通して市民レベルで機運を盛り上げていきたい考えで、活動への参加や鑑賞を呼び掛けている。

 ベアテさんは、少女時代を日本で過ごし、22歳のとき草案委員として日本国憲法の制定作業に従事。男女平等の条文を明記するなど、女性の権利を憲法に書き加えた。現在81歳、ニューヨーク在住。

 映画は、昨年10月の東京国際女性映画祭に向けて制作され、上映。4月30日からは、東京の岩波ホールでも一般公開されている。監督は、藤原智子さん。上映時間は92分。

 ベアテさんは「今こそ日本の平和憲法を世界に広めよう」と、これまでたびたび来日して全国を回っており、函館にも8年前に足を運んだことがある。今回、ベアテさんと親交のある女性ら約20人が実行委を発足。上映会に向けて今後、一般市民にも呼びかけ、ベアテさんに関するビデオ上映、函館で活躍してきた女性の講話など、学習会を開いていく計画だ。

 実行委では「戦後60年、第1回国際女性会議から30年、男女雇用機会均等法制定から20年、函館市男女共同参画推進条例を施行する記念の年に『ベアテの贈りもの』を函館で上映できることは意義深い。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と、鑑賞を呼びかけている。

 上映は午後6時半から。チケットは、一般1300円(当日券1500円)、中高生500円(同700円)。市民会館や松柏堂プレイガイドなどで扱っている。託児もある(無料、予約制)。上映会の問い合わせは、事務局(竹花さん)TEL0138・27・2551。託児の申し込みは、佐藤さんTEL0138・53・7253。

提供 - 函館新聞社



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