ジョブカフェ北海道、札幌からスタッフ派遣などで運営強化へ

update 2005/5/7 09:47

 函館市をはじめ、全道5カ所で展開する「ジョブカフェ北海道」(北海道若年者就職支援センター)の地方サテライトについて、道は運営を強化する方向で検討に入った。初年度に当たる昨年度の実績がいずれも低調に推移し、改善を求める声が多数寄せられたため。本拠地・札幌市のスタッフによる地方巡回や、各サテライトへの専従職員配置などを通じ、利用者増を図る考えだ。

 若年者の就職支援プロジェクトで、昨年7月にスタート。札幌の本拠地のほか、函館、旭川、釧路、帯広、北見の5市にサテライトがある。各サテライトは札幌の職員とテレビ電話で相談する形式で、専属職員はいない。

 道のまとめによると、昨年度の稼働日数は6カ所とも220日で、利用者は延べ4万838人だった。ただ、函館の実績が162人に低迷するなど、サテライトの合計は643人にとどまり、地方での利用が伸び悩んだ。

 また、進路が決定したのは3173人(把握分)に上ったが、函館の49人をはじめ、地方は182人と不調。同センターは「もう少し需要があると思っていただけに、札幌に比べ、地方の数字はやはり見劣りする」と話す。

 これらを踏まえ、道はサテライトでも対面による相談ができるよう、札幌のスタッフを各地に派遣する「地方巡回型」カフェの開催や、専従職員を置くなど、サービスを充実させる構え。同センターは「利用者の利便性により配慮した体制を整えられれば」と話している。

提供 - 函館新聞社



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