04年漁業生産量、渡島はイカなどの不漁で平成最低の23万トン

update 2005/5/4 10:12

 農林水産省函館統計・情報センターは、管内(渡島・檜山・後志・胆振)の2004年海面漁業・養殖業生産量(概数)をまとめた。渡島管内はイカ類やカタクチイワシなどの不漁で、前年比24%減の23万3600トンと、平成に入って以来最低。檜山管内も同14%減の2万5700トンにとどまった。

 渡島管内の漁業は、同8%減の14万4900トン。魚種別でみると、主力のスケトウダラが同54%増の5万3800トンと大幅に伸びたが、イカ類が同38%減の3万6700トン、コンブ類が同6%減の8900トンなどと軒並み前年割れ。漁種別では、刺し網や小型定置網はプラスを確保したが、大型定置網や沿岸イカ釣りなどが低調だった。

 養殖業の冷え込みはさらに深刻で、同41%減の8万8700トン。ホタテの半減が影響した。

 檜山管内は、漁業が同14%減の2万5500トン。8割を占めるスケドウダラ、イカ、ホッケの3種が、いずれもマイナス。漁種別では、はえ縄、沿岸イカ釣り、小型定置網ともに、前年を下回った。養殖業は前年横ばいの2d。

 同センター管内全体は、ホタテの不振が響き、同19%減の41万200トンと2けた台の落ち込み。全道でも同11%減の148万200トンと、現在の形で記録し始めた1967年以降、最低だった。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです