ライブや講演で平和訴え/9条を考える道南の会が市民イベント

update 2005/5/4 10:12

 憲法記念日の3日、函館市芸術ホールで2部構成の市民イベント(戦争をしないための選択・9条を考える道南の会主催)が開かれた。参加者は、改正の賛否が議論されている「憲法」について考えを巡らせた。

 午前10時からの第1部「ピース・ソング・フェスティバル2005IN函館」では、地元で活動する若手ミュージシャンが「平和」や「戦争」などをテーマにしたライブを実施。会場には、学生からお年寄りまで100人以上が訪れ、手拍子などでステージと一体となり盛り上がった。

 第1部企画実行委員会の植松直代表は「憲法改正問題は、日本を戦争に巻き込んでしまうのかを決める歴史的な選択。この局面で音楽の力を信じ、平和を訴えたい」と、ライブの企画を練った。

 続く午後2時からの第2部では、東大の小森陽一教授が「゛吾輩は猫゛から見る憲法 ゛ぼっちゃん゛が語る教育基本法」と題し講演。このほかに映画も上演した。

 友達と参加した函館市内の高校生、品田朋美さん(16)は「世界共通の『音楽』を通じてなら平和を身近に感じられる。戦争をなくすために9条をもっと理解し、世界とのつながりを持ちたい」と平和への思いを語った。

提供 - 函館新聞社



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