世界物理年で函館高専などがイベント

update 2005/4/28 11:37

 物理学者、アインシュタインが画期的な論文を発表してから、今年で100年目となる「世界物理年」にちなみ、函館でも記念イベントの開催が検討されている。小中学生から一般まで広く参加を呼び掛け、「理科離れ」に、歯止めをかけたい考えだ。

 アインシュタインは1905(明治35)年、「特殊相対性理論」「光電効果の理論」「ブラウン運動の理論」の3論文を、立て続けに発表。いずれも現代物理学の基礎を築く内容で、物理史の中でも「奇跡の年」とも言われる。

 国連は、100周年の今年を「世界物理年」と決議。世界各国でも活動が始まっている。日本でも、ノーベル賞受賞者ら研究者や学生らが参加して、講演会を開催。次世代を担う若者に物理の楽しさを伝える催しがめじろ押しだ。

 函館では、函館工業高等専門学校(長谷川淳校長)が中心に企画。同校が例年実施している公開講座を拡大し、道南で物理の教育にかかわる道教育大函館校、公立はこだて未来大学など高等教育機関との連携が計画されている。

 イベントは、講演会と学校見学などが主体。講演会では首都圏、札幌、道南地区の3カ所から専門家を招き、物理学の楽しさを分かりやすく語ってもらう予定。日程は未定だが、児童生徒の夏休みを視野に調整中という。

 長谷川校長は「子供たちに広がる、理科離れの状況を変える活動ができれば」と話している。

提供 - 函館新聞社



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