北海道教育大の再編について地域関係者から意見を聞く

update 2005/4/26 11:14

 北海道教育大学の再編について、地域関係者から意見を聞く「函館地区有識者懇談会」が25日、ホテル函館ロイヤルで開かれた。大学側からは村山紀昭学長らが出席し、来年度から「人間地域科学課程」となる函館校の特徴をはじめ、道教育大の再編計画について説明。新課程に対し、出席者からは分かりにくさ、教員養成機能への不安、受験生への早めの情報提供などが指摘された。

 昨年9月に続き2回目の開催。大学側からは、村山学長、奥田亨副学長(函館校担当)ら10人が出席。地域からは、教育関係者や自治体関係者ら11人が参加した。

 村山学長は「函館校の新しい課程は、道内はもとより全国にある既存の学部とは違う。人間と地域をキーワードにした新しいコンセプトの大学組織。新しい芽を大きく実らせていただくよう地域の方のご協力をお願いしたい」とあいさつ。

 再編後の5校の新体制、人間地域科学課程の理念や特色、カリキュラム内容などについて説明があった。来年度入試については、前期日程で志望校以外の4校でも受験を可能とすること、高校1校当たりの推薦枠を本年度までの7人以内から来年度は最大15人(各専攻3人まで)とすることなどが明らかにされた。

 これに対し、出席者からは「素晴らしい教育内容」「将来は学部になれるよう頑張って」など、新課程を評価する声が上がった一方、「イメージがわかない」「広く浅くでは出口(就職先)が見えない」「教員免許が取れるだけでなく、教師になりたい学生が教員採用される努力を」などの意見が出された。来年度入試に向けた早めの情報提供、地域とのかかわり重視などを求める声もあった。

提供 - 函館新聞社



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