新「森町」町長選・旧砂原の票がカギ

update 2005/4/22 10:08

 【森】森と砂原の2町が合併して生まれた新「森町」の初代町長選。24日の投開票に向け、旧森町の元町議、松田兼宗氏(48)と、旧森町長を9期務めた湊美喜夫氏(76)届け出順、ともに無所属新が舌戦を繰り広げている。両候補とも旧森町出身なだけに、旧砂原町の有権者約4000人の票の行方が、勝敗を大きく左右しそうだ。新町のかじ取り役の決定まであと3日。2候補の「お願い」が熱を帯びている。

 松田候補は「マンネリ化行政の是正を」を合言葉に、多選批判を掲げ世代交代を訴える。地域経済の活性に「自らの足で、森町の特産品を売って歩く」と若さをアピール。住民の間を小走りし、一人ひとりと力強く握手を交わす。

 湊候補は9期34年の経験と実績を基に、「新町の揺るぎない土台をつくりたい」と訴える。「どれだけ信念を貫けるかが重要」と高齢と多選への批判もけん制。「合併して良かったと思える町にする」と、両手で住民の手を包み込む。

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 2候補は、2003年4月の旧森町長選でも争い、約900票差で湊氏が激戦を制した。新「森町」の今回も同じ顔ぶれとなり、約4000人の旧砂原町有権者の投票が注目されている。

 松田陣営は「知名度では分が悪い」と、投票率の低下に気をもみつつ、砂原地区で7割の得票を目指す。湊陣営は「変化を求める若者にどれだけ訴えられるか」と若年層の投票動向が勝負とみる。ともに「手応えはあるが接戦では」とみており、同地区の支持固めに懸命だ。

 両陣営は、19日の告示後すぐ同地区に入り、各選挙連絡所前で声を張り上げた。ただ、学校給食の実施や上水道の整備など、砂原住民への政策に大きな違いは見られない。

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 松田候補には、地元経済界などの応援があり、地域振興に期待する声がある。選挙カーに手を振っていた自営業の男性(47)=旧森町=は「アイデアが豊富だから、地元の経済を立て直してくれる」。街頭演説を聞た無職の女性(70)=旧砂原町=は「新しい町になったから、新しい町長がいいのでは」と話した。

 湊候補には、地元漁協、農協も推薦を決めるなど、「安定」した新町運営を期待する声がある。街頭演説を聞いた無職の男性(71)=旧森町宗瓠嵜慶・魑案擦望茲擦襪砲蓮・臺擦砲・・錣辰震・気鵑・貳屐廚箸Δ覆困@・zq箸僚・@複苅魁法甬貂集仰・瓩蓮屬靴辰・蠅般鸞・魏未燭靴討・譴修Α廚範辰靴拭・紛矍掘‐◆・

提供 - 函館新聞社



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