「クイーンズポートはこだて」4月16日オープン

update 2005/3/4 10:49

 JR北海道の空き商業施設「ピアマーケット」(函館市若松町12)が4月16日、全国有数のクラシックカー博物館を軸とする複合施設「クイーンズポートはこだて」として、再スタートを切る。往年の米国産車約60台を展示し、隣接する市青函連絡船記念館「摩周丸」と連動。リピーターに配慮したつくりで、観光客だけでなく、市民にも楽しめる施設に生まれ変わる。

 函館経済界の有志でつくる運営会社「ワールドクラシックカーミュージアム函館」(柳沢勝社長)が3日、市内ホテルで記者会見し、事業内容を発表した。

 施設は鉄骨造り3階建てで、延べ床面積が5700平方メートル。1年半ぶりの営業再開となる。1、3階に「クラシックカーミュージアム函館」を設け、ノスタルジックなT型フォードや小型スポーツカーのムスタングなどをテーマ別に並べる。

 さらに、ラジコンカーを走らせるサーキット場やテレビ・ラジオ局が公開生放送できるスタジオ、レストラン、物販店などを設置。摩周丸の運営・管理も受託する。改装などの投資額は約4億円。来場者数は年間14万5000人が目標で、売上高は1億5000万円を見込んでいる。

 クラシックカーは、経営再建中の北海道振興(札幌市)から購入した200台で、うち180台が米国産車。すべて旧函館ドック跡地に保管している。今後は、インターネットオークションでの販売や西部地区を名車で回るツアーなどを企画し、集客力を高めるという。

 年中無休で、開館時間は4―9月が午前8時から午後10時まで、10―3月が午前10時から。これまで午後5時までの営業だった摩周丸も同10時までに延長する。入場料は大人1000円、中高生600円、小学生400円。年間パスポート(大人3000円)や摩周丸との共通券(同1400円)も用意する。同社の二本柳慶一副社長は「市民が、仕事後に遊べるスポットにしていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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