ハセガワストアがセイコーマート傘下に

update 2004/1/11 12:18

 函館市内でコンビニエンスストアを展開するハセガワストア(本社・函館市、長谷川文夫社長)とコンビニ道内最大手のセイコーマート(本社・札幌市、西尾長光社長)は10日までに、業務・資本提携することで合意した。2月までにセイコーマートがハセガワストアの全株式を取得し、事実上傘下に収める。店舗名や営業形態、従業員300人の雇用などは現状のまま。役員人事は調整中だが、長谷川社長が経営陣に残る見通しだ。

 セイコーマートによると、提携は本州資本のコンビニに対抗するため。商圏が重ならないハセガワストア11店とセイコーマート17店を、そのまま存続させることで、他のコンビニチェーンを店舗数でしのぐ。

 仕入れコストなどの削減を図る一方、「やきとり弁当」で知られるハセガワストアの総菜部門の開発ノウハウを、セイコーマートが導入。道内のセイコーマート各店の店内調理品に反映させる考えだ。

 今回の提携は、地元スーパー「ユニークショップつしま」が昨年12月、道内最大手のアークスグループに営業譲渡した矢先の出来事。全国的に再編・統合が進む流通業界の中で、ハセガワストア、つしまともに“看板”を残したものの、道南企業が単体で生き残る難しさを浮き彫りにしている。

 ハセガワストアの2003年2月期の売上高は32億円で、店舗数は函館市近郊を含め15店。一方のセイコーマートの売上高は02年12月期で、1511億円。道内店舗数は、国内最大手のセブン―イレブン(約800店)を上回る約850店。

提供 - 函館新聞社



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