木くずの不法投棄確認

update 2003/11/22 13:21

 産業廃棄物中間処理業者「三和廃棄物処理産業」の不法投棄事件で、函館市は21日、地域住民立ち会いのもとで3度目の試掘調査を行った。措置命令場所以外の9地点を掘り返した結果、多くの場所で不法投棄を確認。がれき類に加え、2度の調査では確認されなかった木くずも埋め立てられていたことが判明した。

 市は今月12、17日の2回、原状回復の措置命令を下した場所以外の計17地点を掘り返して再調査を行い、コンクリートやアスファルトなどのがれき類が埋め立てられていたことを確認。しかし、住民側はこの調査結果を不満として、市に再調査を求めていた。

 この日は住民約10人のほか、市議会民生常任委員会の委員らが参加。掘り返す場所は住民が指示し、措置命令場所以外の9地点を調べた。埋め立てられていた廃棄物はがれき類が大半を占めたが、木くずも数カ所で確認され、市が三和に対し木材破砕などの中間処理を認めていた場所にも木くずが埋まっていた。

 調査終了後、小野知博環境部長は「埋まっていたのはがれき類がほとんどで、生活環境に影響はない」とした一方、住民側は「木くずも埋まっている。新たな原状回復措置命令を求めたい」と、市への不満をあらわにした。

 市は25日に日吉サッカー場クラブハウスで開く「東山・山の手地区まちづくり協議会」の場で、今後の対応を示すとしている。

提供 - 函館新聞社



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