塩ラーメンサミットは函館を活性化

update 2003/11/21 11:06

 今年9月に開催した函館塩ラーメンサミットで実施したアンケート調査で、来場者の多くが「継続開催が函館の活性化につながる」と考えていることが分かった。観光面でも、8月の港まつりや12月のクリスマスファンタジーに次いで函館を代表する「おすすめイベント」として挙げられるなど、今後への期待の高さがうかがえる。

 函館大学専任講師の日野隆生氏が「まちづくり」の視点から、サミット開催による地域経済効果や中心市街地に求められる要素などを調査。期間中の2日間で学生が聞き取り方式で513件の回答を得た。

 サミットに関する満足度では、82・7%が「また来てみたい」と答えており、圧倒的な支持を受けた。サミットの効果については、82・3%が「経済活性化につながる」と回答している。具体的な活性化策としては「毎年継続する」が57・5%、「ラーメン横丁を常設」が22・2%で、「観光客向けにPR」との声も17・3%に上った。このほか「他のイベントと合同で行う」「昨年のような(大きな)規模で行う」など規模拡大を求める意見もあった。

 また、観光客にお勧めできるイベントとしては「港まつり」の54・2%、「クリスマスファンタジー」の38・8%次いで22・2%の支持を得て、野外劇(13・6%)を抑えて3位に入った。認知度と関心の高さを証明したほか、具体的活性策と併せて、多くの人が、サミットに大きな可能性に感じていることが浮き彫りとなった。

 日野氏は、私見としてサミットを広くPRしていくための継続開催を訴えており、さらに継続開催を前提に、函館独自のまちづくりを展開することが必要と唱えている。(小豆畑 栄)

提供 - 函館新聞社



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