ドラフト会議で石川賢投手が中日から指名

update 2003/11/20 10:47

 プロ野球のドラフト(新人選手選択)会議が19日午後2時から東京都内のホテルで開かれ、函館工業高校出身で八戸大学4年の石川賢(さとる)投手(22)が、中日ドラゴンズから3順目で指名を受けた。函館・道南の選手がドラフトで指名されるのは、1993年の澤田剛投手(当時函大有斗高校=福岡ダイエーホークス5位)以来10年ぶり。石川投手は同日、八戸市内の同大学大学会館で記者会見し、入団の意向をあらためて表明し、「日本を代表する抑えピッチャーになりたい」などと、決意を語った。

 石川投手は183センチ、92キロの恵まれた体格から繰り出す140キロ台後半の球威のある速球が持ち味で、八戸大では主にリリーフ投手として登板。自由獲得枠でヤクルト入りする同期の川島亮投手(千葉経済大附属高校出)とともに、同大の投手の柱として活躍、昨年の大学選手権8強入り、北東北大学リーグ戦の春季2回、秋季1回の優勝に大きく貢献した。

 今回のドラフトでも大学生投手の逸材として、複数の球団が注目、中でも中日の上位指名が確実視されており、本人も同球団入りを希望していた。

 川島投手とともに記者会見に臨んだ石川投手は、緊張した面持ちながらも、「これからがスタートだと思う」ときっぱり。「プロのマウンドでも自分の持ち味の速球で勝負していきたい」と力強く語った。

 また、大学構内では後輩部員らが胴上げなどで祝福、プロ野球選手誕生に大いに盛り上がった。


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 いしかわ・さとる 1981年6月1日函館生まれ。金堀小2年の時に、函館人見スポーツ少年団で野球を始める。的場中から函工高に進み、高校では1年生の秋に全道大会に出場。右投げ、右打ち。家族は父稔さん(57)、母孝子さん(54)、姉富美子さん(25)。

提供 - 函館新聞社



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