三和事件で関係職員を処分

update 2003/11/18 12:17

 函館市内の産業廃棄物中間処理業者「三和廃棄物処理産業」の不法投棄事件にを受け、函館市は17日付で、西尾正範助役を厳重注意、小野知博環境部長ら一般職員4人を地方公務員法第29条に基づき、減給とする処分を行った。

 処分は西尾助役のほか、小野環境部長と村上一夫環境部次長を減給10分の1(1カ月)、環境部廃棄物対策課長と前環境部清掃業務課長を同(2カ月)とした。

 市は昨年5月、三和による大量不法投棄の事実を確認し、同6月に措置命令を発した。しかし、2年ほど前から、住民からの通報で再三立ち入り検査を行いながらも、不法投棄の発見が遅れたことや、その後の行政指導も口頭や文書にとどめるなど、業務遂行の適切さを欠いた対応が事件を引き起こしたとして、処分を決めた。

 西尾助役は、同日午後5時から市役所で開いた会見で「行政の信頼を損ねたことは誠に申し訳なく、深く反省している」と陳謝。処分理由については「市長が昨年12月に陳謝したが、その後に住民の方々が納得できない事実も出てきており、職員の責任を問う必要があると判断した」と述べた。

提供 - 函館新聞社



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