あす入舟で“宝船”進水式

update 2003/11/16 00:43

 七福神で西部地区の町おこしをしている「笑福七福神祭実行委員会」(井上清美委員長)が、イベントなどに活用する“宝船”を造っている。16日午後1時からは、入舟町の函館漁港(入舟漁港)で宝船の進水式を行い、市民らにお披露目することを決定。本格活用は2004年元旦だが、同実行委では「西部地区のシンボルとなって地域に活気を運んでほしい」と宝船の“ご利益”に早くも期待を寄せている。

 同委員会は、西部地区の町名などに残る、七福神の仮装で元旦を祝うなどして地域活性化を推進している団体。メンバーから「七福神にふさわしい舞台が欲しい」との声が上がり、市の補助金を受けるなどして、宝船を模した移動式舞台を造ることが決まった。

 宝船の大きさは、帆を張った状態で高さ4メートル、長さ7メートル、幅2メートル。スギを使った伝統的な和船型で、入舟町の船大工、平石健悦さんが製作した。当初は、陸上での舞台として造ってもらう予定だったが、平石さんが職人としてのこだわりをみせ、水上でも使用可能な宝船となった。

 船に据え付ける畳舞台など、完成までは多少の作業が残っているが、「水に浮かべられる状態になった」(同実行委)ことから、進水式を決定。1枚に1神が描かれた七福神がモチーフの大漁旗7枚をはためかせ、式典を行うことにした。

 16日は、函館山七福神研究会(嵐静治代表)による七福神太鼓が披露される予定。井上委員長は「函館の観光資源になるかもしれない宝船の出航をぜひ、見に来てほしい」と市民の参加を呼び掛けている。

 宝船は、2004年元旦の笑福七福神祭で本格活用される。(後藤泰良)

提供 - 函館新聞社



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