Ｘマスファンタジー代用ツリーにトドマツ

update 2003/11/16 00:42

　はこだてクリスマスファンタジー（１２月１日―２５日）のメーンツリーとして、姉妹都市のカナダ・ハリファクス市から寄贈されたモミの木に害虫が見つかり、代替木を探していた同実行委員会（沼崎弥太郎会長）は１４日、代わりとなるトドマツを北海道渡島東部森づくりセンターから贈られたことを発表した。

　イベントを彩るモミの木が使用不能になり、困っていた同委員会に、同センターが援助を申し出る形で実現。トドマツはモミと同じモミ属で「幹の表面は若干違うものの、葉は良く似ている」（同センター）という。寄贈された木は、高さ１５メートル、直径３４センチ。１１日に両者立ち合いのもと、函館市蛾眉野町の道有林から切り出し、引き渡された。

　１４―２７日に、浅野町の富士サルベージ北ふ頭作業所で足場を組み、整形の後、電飾などを飾りつけ。２８日には金森倉庫群前の海上に運ばれる予定。同委員会は「カナダ産のモミの木を使えないことで複雑な思いだが、道の善意で代わりの木が用意できたので、とりあえずひと安心」と胸をなで下ろしている。

提供 - 函館新聞社

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