土方歳三函館記念館が22日リニューアルオープン

update 2003/11/14 10:57

 幕末に活躍した新選組副長、土方歳三の資料などを集めた「土方歳三函館記念館」(函館市日乃出町25)が、展示資料や土方の全身彫刻を新たに加え、22日にリニューアルオープンすることになった。予想以上に来館者が多い上、NHK大河ドラマ「新選組!」(来年1月スタート予定)放映によるブームを見越しての対策。リニューアル後は、ビデオ観賞スペースが独立し、土方の立像が来館者を出迎える。

 同館は3月、「哀愁テーマパーク土方・啄木浪漫舘」内にオープン。多いときで1日400人が来館する好調ぶりとなっている。館内では現在、土方の生涯をまとめたオリジナルビデオの人気が高く、ビデオ上映コーナー前に人がたまり、来館者がうまく流れない状況にある。このため、リニューアルを機にビデオ観賞スペースを独立させる。

 展示資料は、新たに50数点を追加。土方が熱心に探し求めたが、手に入らなかったとされる夢の古刀「二代・和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」をはじめ、火縄銃、短刀、甲冑(かっちゅう)、勝海舟直筆の掛け軸など、幕末の資料を集めた。新選組コーナーも新設する。

 彫刻は函館在住の彫刻家、大橋宏揮さん制作の「終焉(しゅうえん)」。台座を含めた高さは190センチ。右手に刀、左手に旗を握り、決戦に行く直前の姿が表現されている。

 22日午前9時から除幕式を開き、彫刻をお披露目。22日から24日の来館者には、土方のポストカードをプレゼントする。準備作業のため、19日から21日は休館する。

 同館を経営する味の海豊の佐藤豊社長は「土方ファンは非常に多い。来館者に満足感を与え、真実に迫ったものを見せたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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