ブラックバス放流防止啓発ビデオ作製

update 2003/11/13 11:59

 渡島支庁は外来魚・ブラックバスなどの放流を防止する啓発ビデオ「なにが悪いの?ブラックバス〜北の魚たちを守ろう(仮題)」を作製している。小学校高学年以上向けの内容で、本州から道内に引っ越してきた少年を通じ、バスなどの外来魚が生態系や漁業に与える影響などを、専門家の意見を交えて分かりやすく紹介。放流を防止し、在来の自然環境を守る意識を高める狙いで、今月中に完成の予定だ。

 ビデオは同支庁の独自事業の一つとして、NHK北海道ビジョン(札幌)に製作を委託。20分程度で20本作製し、管内の教育委員会などに配布する。

 物語は東京から大沼近郊に引っ越してきた釣り好きの少年を主人公に、ブラックバスに対する疑問を調べ、理解していく内容。外来魚についての現状や影響、道の外来魚対策などを盛り込み、道立水産ふ化場の工藤智河川管理科長、北大大学院水産科学研究科の後藤晃助教授もコメンテーターとして出演する。

 大沼でこのほど行われた収録では、親子が湖畔でヘラブナ釣りをしながら、ブラックバスについて語り合うシーンを撮影した。

 同支庁水産課は「ビデオを通じ、外来魚問題の知識を深めてもらうことはもちろん、道内の自然環境を自分たちで守るとの思いを強めてほしい」と話している。

 道内では一昨年7月、大沼国定公園内の湖沼でブラックバスが道内で初めて確認されて以来、昨年6月には余市町内のダムで、同年9月には南幌町の池でもバスが確認されている。(福士雅巳)

提供 - 函館新聞社



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