レジ袋「もらう派」9割

update 2003/11/12 11:14

 函館消費者協会(米田イツ会長)はこのほど、レジ袋使用に関して市民と市内のスーパーマーケットに行ったアンケートの結果をまとめた。買い物時におけるマイバッグ持参派は約半数いたが、レジ袋を「もらう」「時々もらう」と答えた人が全体の約90%を占めるなど、高い利用率が浮き彫りになった。

 レジ袋アンケートは同会会員およびその友人・知人など市民300人に実施。286人から回答を得た。質問は「買い物袋を持参するか」「レジ袋をもらうか」「今後もレジ袋を使うか」など5項目。

 「買い物をするときに買い物袋(マイバッグ)を持参するか」の質問に対し「持っていく」(70人、24・5%)「時々持っていく」(74人、25・9%)という持参派がわずかながら半数を超え、「持っていかない」と答えた人は142人(49・6%)だった。しかし、「レジ袋をもらうか」の問いに対し「もらう」(161人、56・3%)「時々もらう」(97人、33・9%)と回答したのは合わせて258人に上り、約9割が買い物を含め、何らかの形でレジ袋を利用していることが分かった。

 「レジ袋を今後も使いたいと思うか」には「使いたい」が125人(43・7%)、「時々使う」が104人(36・4%)で全体の約8割。レジ袋に関する二択形式の質問で最も多かった回答は、「便利なので必要」が132人で最も多く、次いで「環境に良くないのでできるだけ使用しない」が127人、「再利用するので使用は問題ない」が110人だった。

 市内のスーパーマーケットに対する調査では、13社中8社から回答を得た。

 レジ袋は全社で使用しており、月あたりの使用量は100万枚―1063枚で、各社平均324万枚。使用理由については「客が使用を望む」が4社、「万引き予防のため」が2社だった。

 このほか、客がレジ袋を断った場合、スタンプカードを発行し、一定の個数が貯まると商品券を進呈するなど、使用低減に向けた動きも4社で見られる。

 同会は、買い物袋を持参する「マイバッグ運動」を展開しており、懇談会で他都市の成功例を検討するなど、函館にも取り入れようと活動を始めた。米田会長は、「レジ袋は全国で年間280億枚の使用があり、1人あたり220枚といわれている。1枚につき20・6ミリリットル「の原油が使用されるため、環境に配慮したマイバッグの持参を」と呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社



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