大野に初の痴ほう対象高齢者グループホーム

update 2003/11/9 10:25

 【大野】医療法人社団「恵翔会」(増田幸久理事長)はこのほど、大野町本町に痴ほうのお年寄りを対象にしたグループホーム「めぐみ」を開設した。同法人が経営する増田クリニック(院長・増田理事長)に隣接し、持病のある高齢者も安心して生活できるのが最大の特徴だ。痴ほうの老人向けのグループホームは大野町内では初めて。

 同法人が同院と併設型の施設として設置した。町内では初めての施設で、道の「一村一雇用おこし支援事業」の認定も受けている。

 施設内には居室(すべて個室)が18室あり、これらを9室ずつに分け、ユニットを形成している。ユニットごとに食堂や台所、居間、風呂、トイレなどがあり、自宅とほぼ変わらない生活を送ることができる。

 介護福祉士や看護師、ホームヘルパーら職員が24時間体制で利用者の生活支援に当たる。外出も自由で、町役場の向かいという立地から、商店街などへも気軽に出掛けることができる。

 また、隣接する同院とは渡り廊下でつながっており、持病がある利用者にとっては大きな安心になりそう。増田理事長は「痴ほうのお年寄りが安らいで生活できる場所になれば」と話している。

 利用対象は痴ほう症があり、介護認定で要介護1以上の判定を受けた高齢者。料金は1カ月、家賃や食費、光熱費が計9万9000円で、このほかに介護保険の本人負担が2万5000円前後となる。

 同施設は入居者を募集中で、見学も随時、受け付けている。問い合わせは同施設TEL77・1112。

提供 - 函館新聞社



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