東山・山の手地区まちづくり協議会が現地視察

update 2003/11/8 12:39

 函館市内の産業廃棄物中間処理業者「三和廃棄物処理産業」(現・清算法人)の不法投棄事件に関連し、東山・山の手地区まちづくり協議会(川瀬晋委員長、委員19人)は7日、市の措置命令で原状回復作業が行われている東山町173の現地を視察した。各委員からは「市は自然環境も回復すべき」「措置命令場所以外にも不法投棄されている箇所がある」など、不法投棄の発見が遅れた市に対し、改めて責任を問う声が大勢を占めた。

 午後2時過ぎから行われた現地視察では、措置命令を発している部分や作業工程について市職員が説明。

 機械と手作業に分けて行っている選別作業や、周辺を流れる「ムジナ沢川」に近いレベルまで掘り下げることなどを説明したが、各委員からは「土砂の中に木くずが混じっている。もう一度選別作業をすべき」「医療系廃棄物も埋まっている。どう対処するのか」などと、市を厳しく指摘する声が相次いだ。

 視察終了後、日吉サッカー場クラブハウスに場所を移して協議。市側が原状回復すべき廃棄物の量について説明し、これまでに推計した約4万8000立方メートル(約2万4000トン)に、仮に20%程度の誤差があった場合との前提で「約5万8000立方メートル(約2万9000トン)が推計量とされる」とした。

 小野知博環境部長は、「最終的な量は原状回復が終了しなければ確定できない」とした上で「措置命令をかけている区域以外にも、処理を要する場所があるという前提で示した」と述べた。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです