市の合併説明会終了

update 2003/11/7 09:45

 4町村との合併に関する函館市主催の住民説明会は、5日までに予定していた全8回が市内各所で開かれ、延べ133人が出席した。1開催当たりの出席者は平均約16人という低調ぶり。市のPR不足か市民の関心の低さか、要因は定かでないが、合併協議会事務局も「予想していたより少なかった」と表情を曇らせている。

 同説明会は10月29日に亀田福祉センターで開かれたのを皮切りに、10月中に7回、11月に1回開催。初回の29人が最も多く、最少は7人。

 開催について同事務局は、毎月発行の広報紙「市政はこだて」や町会の回覧板で周知。町会などを通じて出席を求める動員は掛けなかった。「できる限りの周知はしたつもり。出席するかしないかは、住民の皆さんの判断に任せた」(同事務局)。

 質問で多かったのは「なぜ上磯町や七飯町は一緒にならないのか」「財政シミュレーションは現実的な見通しなのか」などで、主に住民サービスの低下や住民負担の増加を懸念する声が目立った。これらは合併後、市の基準に統一する方針で、同事務局は「編入される4町村と異なり、住民生活は大きく変わらないと考える方が多いのも、出席者が少なかった理由なのでは」とみている。

 今後、同様の説明会を開くかどうかは未定。同事務局は「引き続き、できる限りの情報提供に努めていきたい」としている。(吉良 敦)

提供 - 函館新聞社



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