公立高再編フォーラム

update 2003/11/2 10:44

 函館の公立高校再編を考えるフォーラムが1日、函館大学で開かれ、学校関係者を中心に約150人が会場を埋めた。パネルディスカッションでは、3人のパネリストがそれぞれの立場から見解を述べたほか、来場者からもさまざまな意見が出された。

 パネリストは函館短期大学教授の鈴木武嗣氏、函館中部高校校長の宮下勤氏、函館市PTA連合会会長の田島浩氏の3氏。函館大学学長の小笠原愈氏が司会を務めた。

 鈴木氏は、再編はやむを得ないとした上で「特色を出していかないと(学校は)生き延びていけない。自分たちの役割が何か。地域から評価される学校にしなければ」と強調した。宮下氏は「市立2校を1校にした方が思い切った挑戦ができるのでは」と再編の形態に言及。さらに「市教委は英断を下す時期に来ている」と述べた。田島氏は「子どもたちのためにという意識をもってほしい。再編が必要であれば時間をかけてほしい」と語った。

 会場のPTAからは「市民のことを考え多数の声を反映したものにしてほしい」「再編が子どもの立場に立っているとは思えない」などの意見が出た。学校関係者からは、混乱を避ける意味での「早期の明示」を求める声や「再編ありきの印象がある」といった発言もあった。

 市教委は今回の意見を集約し「函館の公立高校再編を考える懇話会」の会合で反映させていく。(小豆畑 栄)

提供 - 函館新聞社



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