新噴火危険度案まとまる

update 2003/1/20 11:26

 火山噴火予知連絡会(井田喜明会長)が活火山の危険度を3段階に分類する新たな案をまとめ、道南からは最も危険な「Aランク」に駒ケ岳、「Bランク」に恵山と渡島大島が入ったことが19日までに分かった。21日の同予知連の会合で正式に決定する。

 活火山の定義は「おおむね過去2000年以内に噴火した火山」とされてきたが、同案では火山学会などで一般的になりつつある「おおむね過去1万年以内」に変更。国内の活火山の数は現在の86から22増え、108となる。

 危険度の分類は、定義の見直しで、火山活動の規模に大きな違いが生じたことから実施。過去100年間の活動頻度、過去1万年の活動頻度などから評価を算出し、ランク付けをした。 Aランクは100年に数回以上の噴火歴があることが基準で、道内からは駒ケ岳を含め4山が指定。全国で13山が分類された。

 また、Bランクは100年に1回程度の噴火で、恵山、渡島大島など道内6山と道外30山が含まれる。Cランクには道内から8山が入り、このうち羊蹄山など3山が新たな活火山として、気象庁の監視対象に追加された。

 道南の3山のうち、恵山周辺の戸井、恵山両町と椴法華村は、国に噴火観測体制の充実を求めており、監視態勢の強化が期待されている。

提供 - 函館新聞社



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