「りんご病」にご用心

update 2002/12/17 11:17

 市内の児童を中心に、顔や四肢に赤い斑点が出る伝染性紅斑(りんご病)が急増している。市立函館保健所が市内の指定医療機関から報告を受けている定点観測調査では、3週連続の警報状態となっている。特に妊娠中の成人女性は、感染することで胎児への影響が出るとしており、同保健所では注意を呼び掛けている。

 「りんご病」は鼻や口などから感染し、4―15日潜伏した後、顔面にはっきりとした赤い斑点が現れる。続いて四肢に地図状、網目状になった斑点が現れ、発疹のほか発熱、関節痛などの症状がある。通常だと1―2週間で治るが、斑点が消えた後に、日光に当たることなどで再出現することがあるという。

 同保健所では、りんご病について、小児科を中心に市内7か所の医療機関で定点観測調査を実施。それによると、11月18―24日に17件の報告(1定点当たり2・43人)があり、警報状態の基準となる定点当たり2人をオーバー。同25日―12月1日では21件(同3・0人)、12月2―8日では23件(同3・29人)と、寒さを追うように増加傾向にある。

 患者には既に感染力はなく、他人に感染する危険性はないため、学校や保育施設への通学、通園が可能だが、成人女性では関節痛の頻度が高いとされ、特に妊娠中の女性は胎児水腫などの原因になることから、同保健所ではあらためて注意を呼びかけている。

提供 - 函館新聞社



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