野外劇で初のオーディション

update 2003/1/16 11:06

 市民創作「函館野外劇」の会(フィリップ・グロード理事長)は、今夏の第16回公演(7月18日―8月10日、全10日間)のメーンキャストのオーディションを2月9日、市民体育館で実施する。同野外劇は現在、公演のレベルアップを目指した取り組みを進めており、シナリオなどを一新するうえで初の試みとして行う。従来のキャストに新たな配役を加えた全10役を募集、同会では「我こそはと思う人はぜひ」と参加を呼び掛けている。

 同野外劇は今年の公演を皮切りに、3年計画でシナリオ構成や演出など全体的なリニューアルに取り組んでおり、オーディションもその一環。これまではメーンキャストは函館市役所や渡島支庁などに要請、1つの役に3人程度が入れ替わって出演していたが、十分な練習時間が取れず“ぶっつけ本番”で公演に臨むケースも多かったという。

 しかし、「リハーサルなどを十分に重ねなければ、良質の公演は提供できない」と判断、メーンキャストに絞ってオーディション実施に踏みることにした。

 募集するのは、従来からのキャストである高田屋嘉兵衛、榎本武揚、武田斐三郎、土方歳三、ブリューネ大尉と、今回から新たに登場する石川啄木、ペリー提督、弁士、コロポックルの長老、コロポックルの子供を加えた全10役。

 公演日が10日間あるため、1役につき3人程度必要になり、合計で30人程度を確保する考え。4月6日以降に行われる練習に参加できることが条件となる。同会の輪島幸雄理事長代行は「自薦他薦、性別は問わない。新しくなる野外劇にぜひ協力を」と話している。

 希望者は住所、氏名、電話番号、希望する役を明記のうえ、同会事務局(五稜郭町28の12)まで持参するかファクス(56・8602)で。当日参加も可。

提供 - 函館新聞社



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