ツルヤ、ホーマックと提携

update 2003/1/15 10:43

 ホームセンターを経営するツルヤ(湯川町3、西崎康博社長)と、全国ホームセンターチェーン大手のホーマック(本社・札幌、前田勝敏社長)は14日午後、業務・資本提携に関する基本合意書を締結したと発表した。ホーマックは4月上旬に第3者割当増資により発行するツルヤの株式1820株を取得、発行済み株式総数の約34%を保有し、筆頭株主となる。ツルヤはホーマックの商品仕入れや物流システムなどを活用し、従来の人口1万人以下の小商圏をターゲットに、今後、道内をはじめ東北一円、関東への出店を進める。

 ホーマックの前田社長、ツルヤの西崎社長が同日午後4時半から、函館商工会議所会議室で記者会見し、明らかにした。

 ホーマックは人口5―7万人の中商圏業態で店舗展開しており、ツルヤとの提携について、前田社長は「ツルヤは小商圏に特化した業態開発に優れたノウハウを有しており、グループの一員に迎えることで、これまで要望を受けながら、提供できなかった小商圏に暮らす消費者の快適な暮らしを応援できる体制が整う」と語った。

 また、同社長は「ツルヤの発展に我々がいかに寄与できるか。ツルヤの特徴を大事にしたい」と、将来的な子会社化などを考えていないことを示し、ツルヤの出店にあたっては「ツルヤの店名で行う」と述べた。

 ツルヤは、1949年創業の地元大手ホームセンターで、現在、市内5店舗をはじめ道南圏を中心に道内23店舗、青森県2店舗の計25店舗を出店。従業員約270人(パートを含む)、売上高は2002年2月期で49億1600万円。現在の資本金は2億9900万円で、第3者割当増資の発行価格が今後、決定する。

 業務提携後は、ホーマックからの役員派遣などの人的交流、商品仕入れや物流システム、店舗開発や経営管理、販促活動などの各種情報、ノウハウの相互交流を図る。

 西崎社長は「ホーマックグループの総合力を活用し、小商圏への出店、企業の拡大、発展が加速できる」との利点を挙げ、当面、今後3カ年で現在の2倍の50店舗体制を目指す考えを示した。

提供 - 函館新聞社



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