バスの車体に「コンテスト入賞作品」

update 2003/1/15 10:41

 観光・周遊バス運行などの大沼交通(小林信男社長)は、昨年の大沼国定公園アマチュア写真コンテスト(大沼観光協会=坂田邦彦会長=主催)入賞作品の写真を車体にあしらったバスの運行を、今月20日過ぎにも開始する。同社は今春、東北新幹線の白石蔵王駅(宮城県)近くに営業所を開設し本州進出する計画で、「宣伝費がかからないのが魅力。今後も写真入りの車両を作り、大沼と社を広めたい」(小林克彦専務取締役)と、“走る広告”の積極的な導入を考えている。

 同社は、昨年のゴールデンウイークに同協会が運行した観光周遊バス「ぐるっと大沼号」用に、大沼の春夏秋冬の写真4枚を車体側面に載せたバスを導入。「その後も観光客から『乗りたい』と指名が寄せられ好評」(同)のため、新たに導入した。

 使った写真は、一般からの投票で決まる同コンテストで最高の金賞だった、畑中秀之さん(七飯町大沼)と、入選の平澤邦雄さん(函館市)の作品。畑中さんは夕映えの大沼・駒ケ岳を、平澤さんは大沼のヒマワリ畑を写し、風光明媚(び)な大沼の魅力を伝えている。

 写真はそれぞれ横2メートル・縦1・5メートル、横1・5メートル・縦1メートルの大きさで、シール状に特殊加工し車体に張り付けた。今後約10年ははがれず、色あせないという。バスは54人乗りで、観光貸切バスとして道内全域を走る予定。

 同社は現在バス20台を保有しているが、新営業所開設でさらに5台から10台増車することを検討しており、それに応じて写真入りのバスも増やす考え。小林専務は「社名に大沼を冠しているので、大沼のイメージアップは社のイメージアップにつながる。各地を走るバスで積極的にPRしたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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