JR函館駅新駅舎開業

update 2003/6/22 10:27

 JR函館駅の新駅舎が21日、開業した。中央にそびえる卵型の塔。駅前広場から改札、各ホームまで段差がないバリアフリー構造も特徴だ。晴天に恵まれたこの日、大勢の市民らが詰めかけ、待望の新駅舎誕生を祝い、駅前・大門地区活性化の願いを託した。61年ぶりに生まれ変わった駅舎はにぎわいの中、函館のまちの新たなシンボルとして第一歩をしるした。

 新駅舎は、函館のまちのテーマ「光」をキーワードに建設。金属パネルとガラスを組み合わせたシンプルな外観に仕上げた。鉄骨造り2階建て、延べ床面積6300平方メートル。駅舎内商業施設「ピアポ」、多目的広場「イカすホール」など、さまざまな機能を備えた。

 午前10時10分から駅舎1階で開業セレモニーが行われ、坂本眞一JR北海道社長が「新駅舎が函館の活性化に貢献できるよう全力を挙げたい。皆さんからも旧駅舎同様、末永く愛してもらいたい」とあいさつ。坂本社長、井上博司函館市長、沼崎弥太郎函館商工会議所副会頭、新駅舎の設計に協力したデンマーク鉄道のケルドセンゲロヴ社長ら関係者がテープカットし、くす玉が割られ、新たな「函館の顔」のスタートに花を添えた。

 午後12時10分からは函館ハーバービューホテルで「函館新駅舎開業祝賀会」も開かれ、地元政財界や鉄道関係者ら約250人が出席。鏡開きや青森県八戸市の郷土芸能「えんぶり」の催事などで開業を祝った。また、函館、青森、八戸の3駅による姉妹駅締結が報告され、青函圏域の交流促進を確認し合った。

提供 - 函館新聞社



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