桐花通りにバスベイ設置要望

update 2003/1/9 10:40

 市道・桐花通りの慢性的な交通渋滞の解消策として、同通り周辺の4町会は、バス停横に歩道を削ってバスベイ(引き込み場所)を設ける独自案を作成、このほど市に要望書を提出した。近く市との話し合いの場が設けられるとみられ、慢性化している函館の交通渋滞にも一石を投じることになりそうだ。

 バスベイ設置を提案しているのは昭和、亀田本町第4、第5、富岡1丁目の4町会。

 同通りの昭和営業所前から昭和小学校前までの区間では、平日で上下線合わせて229本のバスが運行、地域住民の生活の足として利用されている。4町会では「1車線のため、各バス停での乗降を後続車が待たなければならず、渋滞を招く原因となっている」と指摘。渋滞によりバスのダイヤにも大幅な遅れがみられ、生活に支障が出ているとしている。

 同通りは市内では国道5号の副道としての役割も果たしており、交通量はかなり多い。加えて、交差する本通富岡線(旧戸井線)の舗装工事が2004年度には完了。朝晩のラッシュがさらに悪化することも考えられ、地域住民から不安の声が上がっている。

 富岡1丁目町会は同通りの中でも道幅の狭い部分を抱えているが、「歩道が狭くなってもバスベイは必要」との意見が出され、渋滞解消を望む声は大きい。同町会の小林一典会長は「今後の住環境を守るためには、渋滞解消策は絶対に必要。粘り強く解決を目指す」と話す。昭和町会の平田隆会長も「バスの遅延などが生活の不便につながっている」として、他町会との連携を図りながら渋滞解消を求めていく考えだ。

 ただ、歩行者の安全確保のため、歩道幅は維持されるべきという声もあり、バスベイ設置は簡単にできないのが実情。市からの説明は、年度内にも各町会に、公式文書や口頭で行われるものとみられる。市では「要望内容を詳しく検討し、各町会に回答したい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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