水産物、中央市場で初競り

update 2003/1/6 11:00

 魚介類などを取り扱う市水産物地方卸売市場(豊川町27、宇野能史場長)は午前7時から初売り式。市場関係者や金融機関、取引先の代表ら約300人が集まり、タイ、ブリなど縁起物の競りで、1年の幕開けを祝った。

 市場の一角には紅白幕が張られ、開設者代表の木村孝男助役が「おいしい魚を提供するこの市場の発展なくして、函館経済の発展はない。3月には荷さばき上屋も完成する。これを契機にますますの発展が求められる」とあいさつ。この後、卸売業者を代表し、函館魚市場の松山征史社長があいさつした。

 関係団体の代表10人による鏡開きや手締めに続き、取引の始まりを告げる鐘の音で“初競り”がスタート。ステージに並ぶ縁起物のタイ、ブリ、メジなどを仲買人が「10万両」「8万両」と威勢良く競り落とし、場内は大きな拍手で包まれた。式終了後は場内で、そばやすり身汁などが振る舞われ、関係者らはあいさつを交わしながら、新年の幕開けを祝った。

 初日の入荷量はしけ模様の天候が続いたことから若干振るわず、昨年より1トン少ない20トン。近海物のタラなどが目立ち、逆にヤリイカはこの日も少なめ。全体の品薄感に加え、ご祝儀相場で通常より1―2割の高値で取引された。

提供 - 函館新聞社



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