「昆布よろず屋」来月15日新装開店

update 2002/12/27 11:03

 北海道中小企業家同友会函館支部の異業種グループ「函館昆布研究会」(会長・山村憲司ハンダ専務)のアンテナショップ「昆布よろず屋」(末広町12)が、同研究会会員の「梶原昆布店」(豊川町23、梶原建司社長)の運営主体となり、来年1月15日にリニューアルオープンする。これまでは会員企業13社が共同で運営していたが、運営主体を1社にすることで、商品構成などを充実。また、今年度で解散する同研究会の活動成果を残していく。

 同研究会は、道南特産のコンブを見直し、新たな付加価値とコンブ文化の創造を目指して1998年に発足。「昆布よろず屋」は一昨年9月に開店し、会員企業がコンブを使って開発した新製品をはじめ、コンブ関連商品を提供してきた。

 地元の固定客も増えており、同研究会では、来年3月末の活動終了後も同店を残していく運営方法を検討。より消費者のニーズに合った商品提供なども考え、店長を務めてきた梶原社長の会社が主体となり、商品の仕入れ、販売を行うことになった。

 梶原昆布店では今後も消費者の要望に応じ、会員企業の商品を取り扱うほか、新製品の試験販売なども行う。

 梶原社長は「道南だけでなく、全道のコンブを視野に入れた販売方法も考えたい。また、研究会が取り組んできた活動を残す接点になれば」と話している。

提供 - 函館新聞社



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