市役所本庁舎省エネ改修へ

update 2002/12/24 10:47

 市は、市役所本庁舎設備の省エネルギー改修に来年度から着手する。同庁舎建設から20年を経過し、照明・空調設備の電気使用量を抑制することなどが目的。当面は、経済産業省の外郭団体・新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の補助制度を活用し、詳細事業調査などを委託。予算化のめどがつけば、引き続き補助を受けながら、2004年度から3カ年で改修工事を実施する方針だ。

 本庁舎は1982年の建設で、照明・空調設備などの耐用年数を意識しなければならない時期という。また、庁内の事務所単位やそれぞれ内部の位置ごとに、適正な照度となっているかなどのチェックも必要とされている。

 このため、市は昨年度、NEDOの全額補助で、庁内のエネルギー消費の実態などを調べるアドバイザリー事業を実施。今年度の検討期間を経て、より細部の省エネ効果などに踏み込む詳細事業調査を、来年度、NEDOに委託する方向で検討している。

 引き続き実施設計の委託も予定しており、その後の設備改修工事を含めたNEDOからの補助はいずれも必要経費の2分の1、残りは市の予算で賄う。

 本庁舎で年間に使用する電気料金は昨年度で約5500万円。照明・空調設備を改修することで、相当額の省エネ効果が期待できるという。さらに事務所ごとにも、例えば日光の入る窓際は照度を落とすなど、位置ごとの具体的な対応も可能で、市は省エネ改修を通して庁内の無駄を最大限排除したい考えだ。

提供 - 函館新聞社



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