インフルエンザにご用心

update 2002/12/16 14:24

 寒い日が多くなり、室内との寒暖差が大きいこの時期、気を付けなければならないのがインフルエンザ。高熱を主に子供や高齢者で症状が重い場合には、脳炎・脳症を引き起こす場合もある。市内ではこの冬、まだ感染者も少なく、流行の兆しは見えていないが、例年、年末年始から増え始めることから要注意。市立函館保健所では「うがい、手洗い、予防接種と備えることが大切」と呼びかけている。

 同保健所の調査(市内の病院11カ所対象)では、年度ごと(11月―翌年6月)のインフルエンザ感染者は1999年度1007人、2000年度138人、昨年度は1025人。今年度は11月4日以降、8日現在で感染者は4人。昨年同期(1人)より3人多いが、市立函館病院など主な病院では、患者数はまだ目立って増えていない。

 例年、患者数が増加し始めるのは12月末から1月にかけて。同保健所では、特に子供、高齢者、重い病気を持っている人は高熱による合併症に要注意と話し、「外出後のうがいや手洗い、気になる人は予防接種を受けてほしい」と注意を促している。

 函館共愛会病院では先週に入って、予防接種を受ける子供が1日80人ほど訪れている。小児科の渋谷好孝医師は「流行するという前提で備えるべき。これからの季節、忘年会シーズンで無理をしがち。社会と接点があり、家庭にウイルスを持ち込まないためにも、大人もワクチン接種をすべき」と話している。

提供 - 函館新聞社



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