小堀さんロシアへバレエ留学

update 2003/2/12 11:01

　函館バレエアカデミー（長谷部今子主宰）に通う小堀由貴さん（１７）＝函館稜北高校２年＝が３月から、ロシアの「モスクワ・バレエアカデミー」（通称、ボリショイ・バレエ学校）に留学する。同校は世界で最も権威あるバレエ学校の１つで、函館からの留学は初めてという。小堀さんは異国での生活に不安を感じながらも、世界の“プリマ（主役）バレリーナ”を夢みて胸を躍らせている。

　小堀さんがバレエを始めたのは７歳のとき。きっかけは母親の勧めだったが、「言葉がなくても自分を表現できる」ことを魅力に感じ、長谷部主宰のもとに１０年間通っている。

　今回の留学は、世界的な振付師で指導者のエレーナ・レレンコワ氏（ロシア）から推薦を受け、実現。レレンコワ氏は函館の同アカデミーで何度となく指導しており、小堀さんが目にとまったという。

　長谷部主宰は小堀さんを「スタイルが細く、間接が柔らかいので、バレエの条件は整っていた」と評価。「まじめな性格でどのように成長するか楽しみ」とまな弟子への思いを語り、小堀さんも「留学で力をつけ、バレエが一生続けられるよう頑張りたい」と話している。

　出発は２８日。モスクワ・バレエアカデミーでは、当初半年間はロシア語を学びながらレッスンを受け、９月の新学期から本格的にバレエ漬けの生活を送る予定だ。留学期間は未定。

提供 - 函館新聞社

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