札幌銀行が支店統合

update 2003/2/9 02:28

 札幌銀行は7日、5月9日の営業終了後、五稜郭支店(函館市本町6)を函館支店(若松町25)に統合し、さらに函館支店を、3月14日で閉鎖される北洋銀行五稜郭支店跡(杉並町4)に移転すると発表した。同行の市内支店は函館支店、亀田支店(亀田町17)の2店舗に削減される。北洋銀行も旧拓銀からの営業譲渡による重複店舗の見直しで、3月14日付で五稜郭支店など市内3支店を閉鎖し、8店舗に削減。道内の金融再編に伴う市内の店舗統廃合は一気に進み、一つの節目を迎える。

 札幌銀行函館支店の現建物は1951年に建てられ、改築した経過もあるが、老朽化が激しく、駐車スペースも狭いことから、同行では兼ねてから移転を検討。北洋銀行が閉鎖に伴い、売却先を探していた五稜郭支店跡を取得することになった。

 さらに、杉並町の移転先が、本町の五稜郭支店と500メートルほどしか離れていないため、店舗の統合で経営の効率化を図る。

 札幌銀行五稜郭支店は1977年に開設。預金、貸出金は函館支店に移管される。人員体制は現在、函館支店が13人、五稜郭支店が9人だが、統合後については現時点では未定。また、自社物件の函館支店跡地の活用も未定という。

 同行では駅前・大門地区に支店がなくなるが、「函館支店の取引先は周辺に限らず函館全域。大幅にお客さまの不便になることはない。また、ATMなどは相互開放している北洋銀行で利用できる」としている。

 一方、同地区では北洋銀行の函館支店(松風長12)も閉鎖され、函館中央支店(若松町15)に統合となるため、金融機関が2店舗姿を消すことになる。商店街関係者は「人の往来に多少の影響はあるだろうが、時代のすう勢。ただ、北洋銀行の跡地がどう利用されるかが商店街に大きくかかわってくる」と話している。

提供 - 函館新聞社



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