知事・道議選連動手探り

update 2003/2/6 11:09

 今春の道知事選(3月27日告示、4月13日投票)に向けた動きが慌ただしさを増す中、函館・道南の各政党支部が情報収集などに追われている。ただ、自民、民主両党では候補選びの迷走などが影響し、支部段階には統一地方選の各級選挙との連動について連絡、指示が届いていないのが実情。激戦の道議選(函館市区、渡島・桧山支庁区)などでは、知事選に頼らない独自の前哨戦を展開している候補予定者が目立っている。

 自民党が知事選候補に推す高橋はるみ氏(前道経済産業局長)は5日、正式に立候補を表明した。しかし、人選を巡る党道連の混乱などから道内各支部との連携が滞っており、函館支部の段階では「知事選の動きは報道で知る範囲で、今のところ道連からの指示はない」(敦賀敬之幹事長)という。

 同支部は10日の役員会で、市区選出の道議から知事選に関する報告を受け、地元段階での対応について協議を進める方針。ただ、高橋氏擁立による知事選は、支部関係者にとって未知数の部分が多く、特に道議選との連動による効果を推し量っているのが現状だ。

 民主党は、2日に逢坂誠二氏(ニセコ町長)が知事選への不出馬を表明したことから、選挙戦に向けた基本戦術の見直しを迫られている。党函館支部も「(逢坂氏の表明以来)党北海道からの連絡がない。報道しか情報を得られず、対応のしようがない状態」(高橋亨幹事長)と戸惑いを隠さない。

 道議選など各級選挙の候補予定者からは、知事選に関する問い合わせもなく、それぞれ独自に支持拡大に奔走している。同支部では「中には対応に苦慮している候補予定者もいるはずで、党北海道からの連絡を待ちたい」(同)としている。

 共産党は、昨年のうちに若山俊六氏(道教組委員長)の推薦を決めており、既に道議選などと連動した前哨戦を展開。7日からは同氏本人が道南入りし、集会や街頭演説などを予定している。一方、知事選に独自候補を出さない公明党は、函館総支部の段階でも「知事選への対応は全くの白紙」としている。

提供 - 函館新聞社



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