市長選独自候補擁立目指し「考える会」きょう発足

update 2003/2/5 11:02

　函館市内の中小企業経営者らが５日、４月の市長選への独自候補擁立を目指し、「函館市を考える会」を発足する。市長選候補に、現職の井上博司市長しか名乗りを上げていない現状を背景に、新たな市長候補を一般公募し、政党に偏らない草の根選挙で支援をしていく考えだ。

　考える会は市内の経営者、商店主、町会関係者約３０人が発起人。民主党が候補擁立を断念し、共産党などの選考作業が難航する中、政党から離れた市民参加型の候補選びが必要と判断した。

　３月までに一般から候補を募り、井上氏の対抗馬を擁立。組織は町会ごとに支部をつくり、地域でのすそ野を広げるという。活動は今回の選挙戦だけでなく、市民の政治への関心を高め、市政全般について要望、陳情もしていく。

　以西博事務局は「赤字が続いている市電や、走りづらい道路など見直すべきところがまだまだある。新しいマチづくりができる市長に期待したい」と話している。

　発足総会は５日午後６時から、鍛治会館（鍛治２）で開かれる。

提供 - 函館新聞社

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