函館改造ワーキンググループ、政策提案まとめる

update 2002/12/18 11:06

 市職員で構成し、産業からの視点で新しい施策を模索している「函館改造ワーキンググループ」は17日までに、函館の産業活性化をテーマにした2つの政策提言をまとめた。ともに函館の持つ資源やノウハウを生かしたもので、テーマは「既存資源を活用した産業振興策(函館超一流化計画)」と、「コミュニティを基盤とした新たなまちづくりシステム」。24日には職員に対するプレゼンテーションを行って意見を聞いた上で、実現化を視野に庁内論議に入る。

 ワーキンググループは昨年12人の職員が集まり結成。函館の産業活性化をテーマに(1)市全体に波紋を広げられるもの(2)多様なニーズに応えるもの(3)波及効果を及ぼすもの(4)継続性(5)意外性―の5つの要件を満たす政策提言づくりの論議を重ねた。

 「既存資源を活用した産業振興策」は、函館の基幹産業となっている水産加工業、観光関連産業(ホテル・旅館業)に対象を絞り込み、ハイレベルな製品やサービスを公的に認証する。

 認証は市民、利用者のモニターで一定程度の支持を得たものを選考委員会が最終的に決定し、観光パンフレットなどで優先的にPRする。これにより、製品、サービスの対外競争力強化と業界全体のレベルアップを図る。

 一方の「コミュニティを基盤とした新たなまちづくりシステム」は、各町会の活動に市職員が積極的に参加して市民ニーズを把握しながら、“まちづくりのためのシナリオ”を協働で作成するもの。シナリオの実現化に向けてはNPO(民間非営利団体)の理念に基づくコミュニティビジネスを立ち上げて問題解決にあたり、「生き生きとした函館」の創出を目指すとしている。

提供 - 函館新聞社



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