大谷高ダンス部が優秀校に

2003/10/31
 函館大谷高校ダンス部が、このほど札幌市で開かれた第38回全道高校郷土研究発表大会の郷土芸能部門で優秀校に選ばれた。楽器演奏と踊りが一体となった力強い「沖上げソーラン節」で、来年夏の全国大会に5年ぶりの出場を決めた。17人の部員は喜びをかみしめながら、さらなる飛躍を誓っている。

 今大会には11校が出場。同部は三味線、和太鼓、尺八の楽器演奏に合わせながら、ソーラン節の持つ力強さ、やさしさを伝える踊りが、高い評価につながった。丹代一也部長(3年)は「リハーサルより動きが硬かったが、自分たちの踊りはできた。発表のときは感激した」と話した。

 同部は4月から指導体制を一新。笠井佳代子顧問(52)が全体を統括し、佐藤さとこコーチ(22)が技術面を担当した。1日平均4時間のハードな練習をこなす中で、部員の戸惑いもあったが、佐藤コーチが「目標に向かって目の色が変わってきた」と認めるほどの頑張りで好結果を生んだ。

 使っている楽器は日本民謡会函館悦山会の小林悦山さんから借りたものを使用しており、笠井顧問は周囲の協力にも感謝する。

 全国大会は来年7月31日から8月1日まで徳島市で開催する。3年生は出場できないが、丹代部長は「大谷の迫力ある踊りを見せてほしい」と話している。(小豆畑 栄)

提供:函館新聞社

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