函館大学と函館商業高校が連携協定

2003/10/30
 函館大学(小笠原愈学長)と函館商業高校(欅田清治校長)は29日、同大で高大連携教育を推進する協定を締結、調印式を行った。生徒の資格取得を促す学習機会の設定をはじめ、総合的に連携を進めていく。今後は両者の代表で構成する協議会を開き、具体的な内容を検討、可能な部分から早期に連携をスタートさせる。

 高大連携については、同大が推進するプランに基づいて進めてきてきた。今回は連携・つながりを深める教育活動を展開し、活動の成果が期待できる教育を推進することを目的としている。

 連携内容は〈1〉生徒の資格取得を促す機会の設置〈2〉教育内容および方法の高度化に関する教育研修〈3〉生徒の学習意欲を高める講義などの実施―の3点が柱となっている。具体的な内容について、同高からは、大学教員による実用英語検定や基本情報技術者試験、日商販売士試験検定対策などの講義の実施。大学の科目履修制度や聴講制度を活用した高校教員の聴講、学生と生徒の部活動連携などが提案されている。

 両校は提案された内容について、協議会を通し、提案に即した形で実現に向けて協議する方針。連携スタート時期については、可能な部分から早期に進めていくとしている。

 小笠原学長は「これを機会に真摯(しんし)に高め合いながら学んでいきたい」と語り、欅田校長は「ハイレベルな資格取得に努めていきたい」などと期待感を示した。(小豆畑 栄)

提供:函館新聞社

ニュース一覧へ戻る



函館ニュースヘッドライン



(C)e-HAKODATE