来月「シーズネット」函館支部発足

2003/10/30
 中高年のネットワークや生きがいづくりを目指すNPO法人「シーズネット」(本部・札幌)の函館支部が11月1日に発足する。同日、函館北洋ビル(函館市若松町15)で設立総会を開くほか、一般市民向けに講演とシンポジウムを展開、広く参加を呼び掛けている。

 シーズネットは、子育てや仕事を終えたシニア層が、人生を豊かに主体的に送れるよう支援しようと一昨年に発足。現在約800人の会員が活動している。道内の支部組織は、旭川、北見、岩見沢に次いで4カ所目。

 市内や近郊には現在、14人の会員がおり、函館の能川邦夫さん(59)、高嶋芳子さん(73)、小野和子さん(70)、七飯の石井昭夫さん(55)が世話人となり、函館支部設立準備会を立ち上げた。

 発足後の具体的な活動については、道内他地域と同様、さまざまな趣味のグループ活動を中心に展開。シーズネット京都の会員間と、空き部屋を提供し長期滞在し合う「シニアロングステイ交流事業」にも取り組む。

 支部発足を記念し、1日午後1時から函館北洋ビルで「市民活動地域フォーラム」を開催。函館出身の作家、森本貞子さんが「豊かな高齢社会と市民活動の必要性」と題して基調講演し、シーズネットの岩見太市理事長、ファミリーサポートさわやかの梅津アイコ理事長らを迎え、シンポジウム「市民同士の結びつきと市民活動」を開く。設立総会は午後4時ごろから。入場無料。


 設立準備会の能川代表は「シニアでネットワークをつくり、お互いの人生を高めていければ。会員の意見を尊重しながら函館らしい活動を展開していきたい。ぜひ、設立総会にも参加してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは、小野さんTEL59・4102、または石井さんTEL65・2880。

提供:函館新聞社

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