道8区、予想の4氏が立候補

2003/10/29
 第43回衆院選が28日、公示された。道8区(渡島・桧山管内、改選数1人)は、自民党新人の佐藤健治氏(46)、無所属新人の前田一男氏(37)、比例道ブロックからくら替えの民主党前職、金田誠一氏(56)、共産党新人の伏木田政義氏(56)=届け出順=の4人が立候補した。11月9日の投票日に向け、12日間の選挙戦が始まった。

 2000年6月以来、3年4カ月ぶりで、小泉内閣初の衆院選。各党はマニフェスト(政権公約)を掲げ、政権政党の選択を問う選挙と位置づける。

 道8区は、小選挙区制で行われた1996年以降初の4候補での争い。自民党系保守候補2人による保守分裂も初めてで、激戦は必至。

 佐藤氏は自民党公認を前面に掲げ、公約の実現性の高さを訴える。同党森派の支援を受ける前田氏は政治改革を強調。金田氏は「民主対自民」の政権政党選択を迫る。伏木田氏は、小泉改革路線への批判を強め、野党色を鮮明にする。

 地元道南は、基幹産業の農林水産業の衰退をはじめ、経済的閉塞(へいそく)感が強く、経済・雇用対策が大きな課題。北海道新幹線や高速道路建設など、高速交通網の整備も焦点となっている。(衆院選取材班)

提供:函館新聞社

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