森さん夫婦、ヤーコン栽培

2003/10/27
 体に良いとして全国的に注目されている根菜「ヤーコン」。函館市神山253の森敏孝さん(55)マツエさん(53)夫婦は、自宅横の畑にそのヤーコン約500株を育て、地域の話題を集めている。8年前に趣味で始めたというが、健康ブームも手伝ってヤーコン栽培は口コミで広がり、今では希望者に有料で分けるほどの人気となっている。収穫時期を迎えた現在、森さん夫婦はスコップを片手にヤーコンを掘り起こしては“出荷作業”に追われている。

 ヤーコンは、南米のアンデス高原原産とされるキク科の植物。根の部分にサツマイモのようなイモが付き、食用となる。オリゴ糖やポリフェノール、食物繊維を多量に含み健康維持や生活習慣病の症状改善などに効果があるとされている。

 森さん夫婦は8年前にヤーコンの芽を知り合いから譲り受け、自宅横の畑で50株ほどを育ててきた。3年前にヤーコンの効用を聞き、「家族で食べて健康を維持しよう」と、約1000平方メートルの畑を使い、500株までに増やした。近隣の住民など、希望者にも分けていたところ、その話が次第に広まり、今では中島廉売にも卸すほどになった。

 生でも食べられるが、火を通すと、レンコンやゴボウに似た食感になる。敏孝さんの一番のお勧めは「きんぴら」で、てんぷらや煮物もおいしいという。

 販売価格は、森さん宅で1キロ400円、中島廉売(工藤商店)で同500円。収穫は11月10日ごろまでで、保存の利く来年3月まで販売される。問い合わせは、森さんTEL55・7466か同商店TEL54・6927。(後藤泰良)

提供:函館新聞社

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