香港で中国料理「金」目指す

update 2003/2/3 11:02

 グリーンピア大沼の中華料理担当の調理師、花田勝彦さん(28)が、26日に香港で行われる「第4回青年調理士のための全日本中国料理コンクールin香港」(日本中国料理協会主催)の「熱菜・魚介部門」に出場する。花田さんは2年前の前回大会で4位・銅メダルを獲得しており、「前回よりもいいメダルを取るのが目標。ずばり金メダルを目指す」と意欲十分。同施設も花田さんの大会出場を記念、3月4、5の両日に中華料理フェアを開き、特別コース料理の提供を計画するなど“応援態勢”を整えている。

 花田さんは青森県むつ市出身。幼いころから料理が好きで、特に「中華料理の炎に魅せられ」この道に。中学卒業と同時に函館の調理師専門学校に進み、卒業後、市内のレストランで7年間、働き、1998年から同施設で腕を振るっている。

 同コンクールは2年ごとの開催で、現地で食材を調達し調理に臨む。花田さんは前回、肉部門に出たが、現地の市場で魚介類の鮮度の良さと種類の豊富さを見て、「次は魚で勝負を」と思ったという。伊勢エビ、車エビ、シャコエビの3種類を使い、「迎春競美龍蝦(喜びの春エビ三種の美の競演)」を創作・出展する。

 多彩な味と華やかさに気を配り、エビの頭部や花、ブロッコリーなどの彩り豊かな野菜を、大皿にバランス良くあしらった品。予選となるレシピと写真による審査で、全国から同部門に寄せられた122点中、上位10点に選出され、香港進出を決めた。「前回出場しているので、予選突破は至上命題。ほっとしました」。

 前日に使用する食材を吟味し買い付け、当日1時間以内で審査員の試食用など15人分を作る。「時間との戦いになると思う」と話し、余裕を持って調理できるよう、業務の合間を縫って試作・練習している。「前回の経験を生かし、納得できる成績を残したい」と完全燃焼を誓っている。

提供 - 函館新聞社



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