ワイン仕込みピーク

2003/10/26
 【七飯】七飯町上藤城の「はこだてわいん」(宮田隆社長)で、ワインの仕込み作業がピークを迎えている。工場内には絞りたての果汁の甘い香りが漂い、「実りの秋」の訪れを告げている。

 例年通り、9月中旬に作業を開始。同社のブドウの大半は後志管内余市町の契約農家から届けられる。夏場の長雨などで収穫の落ち込みが心配されたが、平年並みの約140トンが確保できた。

 ワインの仕込みは白と赤によって工程が大きく異なる。白は原料の白ブドウからプレス機で果汁を搾り、醸造タンクで発酵させる。赤は黒ブドウをそのまま醸造タンクに入れ、時々かくはんして赤の色素を抽出し、最後にプレス機でワインを搾り取る。

 国産ワインコンクールで特別賞を受けた白ワイン「ナイアガラしばれづくり」などの仕込みが現在、最盛期。職員はブドウの品質や、プレス機から出された果汁の状態などに厳しい目を注ぎながら、作業に当たっている。

 作業は11月初旬まで続くという。

提供:函館新聞社

ニュース一覧へ戻る



函館ニュースヘッドライン



(C)e-HAKODATE