青函交流会議で最新研究成果を報告

update 2003/10/23 10:58

 青函水産試験研究交流会議が22日、函館市湯川の花びしホテルで開かれた。津軽暖流の流用調査や噴火湾のホタテ養殖といった最新の研究結果が報告されたほか、スルメイカ(マイカ)の卵塊など、珍しい映像の公開もあり、研究者らにとって意義深い会議となった。

 函館と青森が会場を交互にセッティングして隔年で開催している。今年は青森県水産総合研究センターや道南の漁協、各普及指導所などから約70人が出席した。

 函館水産試験場の坂下功試験場長のあいさつで開会。北大大学院水産科学研究科の桜井泰憲教授が基調講演で「気候変化に伴う海洋生物資源の変動」について解説した。

 桜井教授は、世界の気候変化と海洋生物の生態系の変化について強い関連性を指摘。加えて、「韓国ではスケトウダラは絶滅に近い状態だが、海域を同じくする日本では、まだ採れている。産卵場では漁をしないなどの厳しい漁業管理の成果」などと、管理の重要性に触れた。

 また、スルメイカと水温の関係にも触れ、「1度の違いが大きな差を生む」と話し、18日に撮影したスルメイカの卵塊などをスライドで紹介した。

 このほか、資源管理・海洋部門、資源増殖部門、種苗生産部門について、現段階での研究成果を発表。資源管理・海洋部門では、津軽暖流の季節変化が明らかにされたほか、資源増殖部門では、噴火湾のホタテの採苗安定化への取り組みなどが報告された。(後藤泰良)

提供 - 函館新聞社



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