市民オペラ、本番へ追い込み

update 2003/10/22 11:05

 函館市民オペラの会(山崎文雄理事長)による第13回公演、歌劇「愛の妙薬」が、11月22、23日、函館市芸術ホールで開かれる。公演も1カ月後に迫り、キャストやオーケストラの練習も追い込み段階。熱の入った練習を続けている。

 今年の上演作品は、ドニゼッティ作曲の「愛の妙薬」。舞台は19世紀のスペイン。農場主の美しい娘アディーナと、彼女に思いを寄せる純朴な青年ネモリーノを軸に展開する明るい喜歌劇。全2幕、約2時間20分を日本語公演する。出演は、キャストや合唱、オーケストラなど約90人。

 6月からキャスト、オーケストラ、合唱それぞれに練習を開始し、7月からは合同の通し練習も実施。宇賀の浦中学校やゆたか幼稚園のほか、本番の舞台となる芸術ホールでも本番さながらに、歌や演技、演奏の練習に励んでいる。今後も週1回のペースで練習を続け、直前の11月18日と20日にはゲネプロ(総練習)も予定している。

 劇中の見所の一つが、大ほら吹きの薬売りにだまされ、愛の妙薬(ほれ薬)を信じ込むネモリーノをめぐるこっけいなストーリー展開。ネモリーノを演じる前田治さん(50)は「愛の妙薬を飲んでどんどん変わっていく役どころなので、メリハリのある演技をしたい」と意気込みを見せる。

 一方、演出を担当する工藤陽一さん(51)は「順調に進んでいる。これからは、もっと細かい動きを仕上げていきたい」と話している。

 公演は、11月22日と23日の2回公演。時間はいずれも午後6時開演。前売りチケットは、指定席2500円、自由席2000円(当日券は500円増し)。函館市民会館、函館市芸術ホール、松柏堂プレイガイドなどで扱っている。問い合わせは、函館市文化・スポーツ振興財団(市民会館内)TEL57・3111。

提供 - 函館新聞社



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